ドア・バイザーの意味
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
突然ですがBMWのドアバイザー、高くないですか?笑
アマゾンで見つけた社外品ですがこの価格差。逆にこれだけ差があると適正価格がよく分からなくなってきてしまいます。
車のドア・バイザーについては賛否両論がありますが、私は賛成派です。
国産車のほとんどにバイザーが付いている一方、外国車でバイザー付きの方を見つけようとすると意外といないものですが。
外国車にドアバイザーが普及していないのは、やはりアウトバーンなど速度無制限で高速巡行を想定して作られた車体にわざわざ風切り音のするアタッチメントをつける必要性がないということでしょうか。加えてドイツなどヨーロッパは日本に比べれば気候が安定しており、雨の侵入などにそこまで敏感になる必要がないのかもしれません。
しかしながら、ドアバイザーにはこれらのデメリットを考えても付けるべきメリットがあります。
ドアバイザーのメリットは、ウィンドウを開けた時に雨やホコリなどの異物が車内に侵入するのを防ぐことができるというものが一般的に知られています。これは日本の気候や道路環境を考えても有用なオプションであることを裏付けています。
ですが、それとは別にもう一つ大事な役割があるのではないかと私は勝手に思っております。
完全な私見であることを前もってご了承願いたいのですが、それは「車を快適に、そして長持ちさせるため」にドアバイザーを付けるべきだというものです。
どういうことか説明していきましょう。
まず、最近の車は密閉性が高く特に高級車ではその剛性も相まって凄まじい空間遮断能力を発揮しています。
では、車内に乗り込みドアを閉めるときに何が起こるか。ドアを閉めるときに室内と室外の境界線にあった空気が室内に入り込むと車内の気圧が一瞬高まります。そうなるとどうなるか。人間の鼓膜を攻撃するのです。
これが結構びっくりするくらい衝撃が強く、およそ無視できるものではありません。
そして人間の鼓膜に届くほど空気の逃げ場がないと、ドア自体が閉まりにくくなります。よって、より強い力でドアを閉めるようになる。これって結果的にドアの耐久性を削っていると思うんですよね。
加えて、これは今すぐにはというものではありませんが、車は年数が経つと独特の古臭い匂いがするようになります。これは車内全体から出るものですので、消臭剤でどうこうなるものではありません。
そこで窓を少しだけ開けて置くことで、外気を侵入させ匂いの滞留を防止することができるのです。
これらを踏まえると、車を停めたときに少しだけ窓を開けておくと乗車時に気圧の上昇によって起こる鼓膜への衝撃とドアの消耗、また半ドアの防止(より弱い力で閉めることができる)になります。
それだけではなく、古臭い匂いが滞留するのを防ぐことができます。
そしてそれを確実にサポートするのがドアバイザーです。これがあることにより停車時の雨・ホコリなどの侵入を防止できるのです。
どうでしょうか?以上の理由から私はドアバイザーの装着に賛成の立場をとっています。
最近の車には停車時に窓が開いているとアラームが所有者のスマホに届くという機能もあるそうなので、一筋縄ではいかないと思いますが、なんにせよドアバイザーはつけて損なしだと思います。
日本には風切り音を機にするほどの速度で走れる道路はありませんから、つけたって大して変わりはありませんよ、とディーラーの方もおっしゃっていましたから。
まあそれでも少しは違いがあるのでしょうから、最終的には自分の判断でしょうね。バイザーはサイドウインドウの上部視界を侵食するのでそのあたりを嫌う方もおられると思います。自分にとって装着することがメリットかどうか、というところでしょうね。
それではこの辺りでお暇しますね。
ありがとうございました。