残る3.7%の職業へ。

仕事・休日・趣味など毎日の出来事や、職業や勉強を通して世間に発信したいことなど、マルチに書いております。

キャベツ、始まります。②


おはようございます。こんにちは。こんばんは。


今回は前回記事の続きになります。いよいよ種まきです。


さあ、畝を立て農薬の散布も終わったところでいよいよ種まきです。
種まきには専用の器具を使用します。


それがこちら。名称はわかりませんが「種まき機」と皆読んでいます。

と、思ったらここに「グリーンシーダ」という名称が。ロール式播種機なんですね。
この透明の容器にキャベツの種子を入れ、前輪が回ると容器から種子が排出され、下の金属の船のような部分で割いた土に落とし、後輪前にあるエビのしっぽのような部分で土を寄せるようにかぶせ後輪で圧着するというプロセスです。

使う種子は春系305。収穫時期によって品種も変えていきます。



種子はこのような感じです。薬がコーティングされているので青いですね。


畝に進入するときは前輪が回ると種子が排出されることを考えながら、畝の高さと平行に沿わせるようにエントリーします。
一列の畝で播種機8本分あります。外側のレーンから蒔いていき、最後に真ん中といった感じです。
進行するときは右隣の播種機の通ったライン跡を見て、前輪の半分いかないくらいが右隣のラインに乗っかる感じで進みます。これが甘く入ると、真ん中の種子を蒔くスペースがなくなってしまうので注意が必要です。


また、種子を入れてある容器のフタは中身の減り具合が見えるように必ず開いておきます。
容器いっぱいになるまで種子を入れることはありません。なぜなら、一度に大量に入れると最下部にある種子を捕まえるポケットに種子の重量による圧力がかかってしまい、1つのポケットに2つ種子が入ってしまったり、ポケットが詰まり排出されなくなってしまう可能性があるためです。
ポケットは種子1個がやっと入るような小さな穴ですから、少しの重さで簡単に詰まったりしてしまいます。
通常我が家では一袋分しか入れませんが、それでも詰まるときには詰まります。ですので1本終わったらその都度詰まっていないか、詰まっていたら針金で取り除くなどの確認作業は必須です。



我が家の圃場は、西から東に向かって上り坂になっており、西の方はゴロゴロした土質ですが、東に向かうにつれ細かい砂地の土質になっています。このような”土目”も考慮しながら作業を進めていかなければなりません。


具体的には、ゴロゴロした土質のところでは種子が露出しやすいので、播種機を転がしながら前後輪を下に押し付けるような感じで進みます。
一方砂地のところでは、土が細かく種子が沈みやすいので力をなるべく入れずに進みます。


種子は、とても繊細で上に2センチの土が被って入ればもう生えてきません。本当にミリ単位の勝負になってくるので、最新の注意を払います。
特に各ラインの終わり際は、前輪が畝から落ちるように下がり、種子の排出部分も下がるので、そのまま進むとかなり深いところに種子が排出されてしまい、そうなると2度と生えてきません。
なので、終わり際には播種機の取ってを持ち後輪を上げ、金属の船のような部分を土に入らないくらいにしたまま最後まで進みます。
すると、種子が露出した状態でいくつか落ちることになりますが、端の種子は後述する寒冷紗の影響で上からある程度押されるので、そのままかさっと土をかぶせておく程度で大丈です。



少し話が変わりますが、種まきするときは対象の土が湿り過ぎていても乾き過ぎていてもいけません。畝を立てたときに少し湿っているのがわかり、薬剤を散布しているうちに表面が乾いてくるくらいがちょうどいいです。
最初から湿っていると種子が呼吸することができず発芽してくれないそうです。
でも、全て作業が終われば水かけをするのでこれはどういうことなんだろうという疑問は残ります。私もわからないのでまた聞いておきますね。笑



さて、播種機による種まきが完了したら、前回記事で既出してましたが、

サンソワーでこちらの肥料をまいていきます。


これは「ホワイトカリウ」という土壌改良新素材で、生育の促進と保湿の目的で上から散布します。

サンソワーの調節ネジは「6」に設定。粒が大きく量も多いからですかね。

こんな風にかなり白くなりますが、肥料なので種子に悪影響はありません。

3列目だけ私も散布にトライ。カンカンいいながら肥料が巻かれていきます。




ホワイトカリウの散布が終わったら前述した「寒冷紗」をかぶせていきます。
これは本来冬季における霜などの被害を予防するものですが、夏場の畝の保湿目的でも使用します。
一定の間隔でU字杭をはめ込んで固定して作業は終了。
翌日の天候によっては黒い寒冷紗をさらに上からかぶせたりします。


この後水かけを2回行い畝の内部まで湿らせます。
土は一度乾燥して固まってしまうと再び水分を持つのにかなりの水量と時間がかかってしまいます。
乾燥した表面から効率よく水が染み込まず表面を流れていってしまうからですが、これは逆に乾燥した表面の内側の水分も外部へ出にくくなるということでもあります。
これを利用して最初はしっかり水かけをします。




さて、これで播種作業は終わりです。
ある程度成長したら寒冷紗を取り除きます。


生育の進捗に合わせてまた記事を書いていこうと思います😊



今回はモロに私自身の忘備録みたいになってしまいもうしわけありません。


なかなか汎用性の高い記事を書き続けるというのも難しいものですね。



それではこの辺りでお暇しますね。
ありがとうございました( ´ ▽ ` )

×

非ログインユーザーとして返信する