残る3.7%の職業へ。

仕事・休日・趣味など毎日の出来事や、職業や勉強を通して世間に発信したいことなど、マルチに書いております。

自営業VSサラリーマン③ 年金編




おはようございます。
こんにちは、こんばんは。



今回は職業比較シリーズ第3弾です。


お題は「年金」。


上の画像は日本年金機構とリンクしていますが、皆様一度は閲覧したことはありますでしょうか。


私は前職時代に取り分け年金について勉強したこともあり、自営業者とサラリーマンの年金に係る保障の違いがかなり大きかったことを記憶しています。



年金の行方

年金について23歳の私が語るのもおかしな話でしょうか?笑 今や現代の若者が年金を受け取る頃に現状の年金制度の維持は極めて難しいという見解が多いです。65歳以上の高齢者1人を15歳から64歳の生産年齢人口何人で扶養するのか見て見ると、1960年代で11.2人であったのに対し2000年で3.9人、2050年には1.5人くらいになるという統計結果が出ています。(参考:厚生年金・国民年金増額対策室

というか統計云々を見なくても少子高齢化社会に生きていればこの先若者が高齢者を支えるという図式が瓦解するのは自明の通りですよね。私たちの世代の年金はどうなってしまうのでしょう?


受取額が多いのは…


将来の年金の有無はさておき、現状制度における双方の違いを簡単に見ていきましょう。


まずサラリーマンですが、会社やその他組織に勤める(公務員は若干違ってきます)人は、基本的に厚生年金と国民年金の両方を受け取る「第2号被保険者」になります。保険料の支払いは給料から源泉徴収として自動的に天引きされるので払い忘れる心配はありません。以前は25年の勤続年数がないと受給開始年齢になっても受け取ることができませんでしたが、最近になって下限が10年にまで引き下げられました。これによって受給対象者がそれなりに増加すると考えられます。そのお金は一体どこから…


一方の自営業。自営業者は国民年金のみの「第1号被保険者」に該当します。保険料は自分で納めなければなりません。


ちなみにサラリーマンである夫の被扶養者である妻は、「第3号被保険者」となりますがこれは割愛します。


さてまとめると
自営業者・・・・第1号被保険者
サラリーマン・・第2号被保険者
受給額・・・・・ サラリーマン>自営業者
となりますね。


当然ながら国民年金と厚生年金が受け取れるサラリーマンの人の方が年金の受給額は大きくなります。厳密な金額は個々により変動するので一概には言えませんが、月額ベースで国民年金が大体5〜7万、厚生年金が15万〜くらい(アバウトですみません)になるので、その違いは大きいですね。ちなみに年金の受給は二ヶ月に1度です。


こうして見ると自営業者は年金生活になると途端に厳しくなりますね。しかしこれを単純にサラリーマンの方がいいじゃん!とか自営業者キツくない?と考えてしまうのは間違いだと思います。


自営業者は、当然ながら厚生年金の保険料を支払っていません。64歳までの期間、その分のお金は自由に使うことができます。この金額はのちに支払われる厚生年金の受給額からすると大して大きなものではないので、これがメリットとは言い切れませんが。あとは、自営業者に定年はない、ということです。年金をもらいながら働くことができます。最近では定年後に再就職するサラリーマンの方も見られるので、いずれ制度の抜本的改革が期待されます。




年金というカテゴリでは、サラリーマンに軍配が上がります。私も前職を辞める時に、給料から天引きされていた厚生年金保険料がやり切れませんでした。


年金におけるサラリーマンの優位性を覆すような自営業者の強みというものを見出したからこそ今農業を営んでいるわけですので、その辺りまたお話したいと思います。



それではこの辺りでお暇します。
ありがとうございました。

×

非ログインユーザーとして返信する